リンクユニット


マウスピースの歯列矯正:よくある誤解と偏見と勘違い


マウスピースの歯列矯正は、ワイヤー&ブラケット式に比べ、適用範囲が限られている?

ワイヤー&ブラケット式の矯正でも、マウスピース式の矯正でも、重度の歯周病や極めて高い虫歯のリスクを持つ人は、矯正することができない場合があります。

つまり、治せない時は、治せないということで、マウスピース方式だけに、 大きな制限があるわけではありません。

従来のワイヤー&ブラケット式矯正と比べて治療期間が長いのでは?

治療期間は先生の治療方針や治療計画等によって異なりますが、従来の矯正治療とほとんど変わりがないと、矯正医より報告されています。

.マウスピースをつけていると話しにくい?

慣れるまでの数日間は舌足らずな発音になる場合がありますが、ほとんどの方は初めて装着した日から、日常生活に支障なく会話ができると報告されています

従来の矯正より虫歯になりやすいのでは?

マウスピース矯正は、歯に装置を固定する従来の矯正装置と異なり自分で取り外しできます。
確かに、マウスピースは歯に接着させているわけではないので、
マウスピースと歯のすき間に着色物や糖類、酸が長時間停滞すると虫歯になりやすくなります。

ですから食べた後はしっかりと歯を磨く。そして飲み物を飲むときにはストローで飲む。
そういう手間があるからこそ、歯磨きの頻度があがって虫歯になりづらくなるともいえます。

マウスピースの歯列矯正は価格が高いのでは?

ワイヤー矯正と比較すると、マウスピース矯正の方が若干高い場合もあるかもしれませんが、
裏側矯正式のブラケットよりも、治療費が安いことも多いと思います。
通常、約100万円の治療は高いと思うかもしれませんが、歯磨きもしやすくなるし、歯を失うリスクを避けられるとしたら一生の価値があります。
20才で矯正をして80才まで生きたとして、毎日3回食事をしたとすると、6万5700回の食事をします。
そうすると、1回の食事あたり15円強で矯正ができることになります。
おいしいものを一生食べるための投資としては、決して高くはないと思いますね。